最初のレッスンで大切にしている事〜フォーム編〜

はじめに
今回は、初心者の生徒さんが習い始めの時にどのような事を大切にしているかを話していこうかと思います。
最初にどのように取り組んだかで後々の上達や弾きやすさはかなり違ってきます。
私は、ここを駆け足ではしょらずに丁寧に指導していきます。
私自身の経験なども含めてお話していこうと思います。
フォームについて
憧れのギターを購入し、チューニングの仕方を覚えて、さあ!!音を出そう!!!
と、その前に気をつけたいのが演奏中のフォームです。
今思い出せば、私自身の演奏フォームは初心者の頃は酷いものだったなと思います。
プロフィールにも書きましたが、フレーズを弾きたい一心で音は追うものの、どこかしっくりこない。
速く弾けない、音が悪い、通らないというのも今振り返るとフォームが影響していることが大きかった気がします。
変なクセがついたまま指を動かしますとフレーズが弾けないばかりではなく、指を痛める原因になったりします。
逆に言うと、正しいフォームや、その人に合ったフォームを身につけると、今まで頑張っても弾けないフレーズを弾くための突破口にもなります。
ネックの角度について
体験レッスンや、初回のレッスン時にギターを構えてくださいと言うと、下の写真のように、大体の方がネックが地面とかなり平行になってしまっています。

これだと、左手が自然にカーブしなかったり、腕や手がネックと少し離れてしまうのでオススメしません。
さらにネックを下げた状態でコードを押さえると、手首に変な力みが入ってしまうため傷めやすくなってしまいます。
なので、下の写真の様にネックを少し上に上げます。

こうすることで左手の可動域も増えて移動もスムーズになります。
また、腕を下げた状態で弾くよりもずっと自然にギターを弾くことができると感じるはずです。
あと、重要なのは肩です。
ネックを下げた状態だと、肩もギターに持っていかれるように下がってしまいます。
ただでさえ、ギターという楽器は左右非対称な楽器で体の歪みを誘発しやすいので、肩の位置をできるだけ均等にする意味でもこのことはとても重要だと思います。
という私も、数年前に四十肩になってしまい、練習時間を減らさざるおえない期間がありました。
その時に一度フォームを根本から見直して、より体が楽な姿勢を見つけていったのです。
楽器を弾く以上、どうしても日常生活にはない動作だったり、不自然な姿勢をするので、それをどうにか日常的に自然な姿勢に近づけれないか??
というのが私のコンセプトです。
肘を置く位置
次に肘をどこに置くかもギターを弾く上で重要です。
たまに下の写真のようになってしまっている生徒さんがいます。

これだと、手首の位置が不自然になり、変に力んでしまったり、指の動きが悪くなってしまい、安定して音を出すことが難しくなってしまいます。
※黒人のジャズプレーヤーなどピックの当てる角度を逆アングルにするため敢えてこのフォームを選んでるギタリストもいますが、ここでは基本を習得していきます。
次に、基本の肘の位置を確認していきます。

ギターの下の方のカーブに肘の少し下あたりをかけて、姿勢を保ちます。
どうでしょうか??
先ほどの写真よりも自然な印象だと思います。
こうすることで、手首にも余裕が生まれます。
そして、しっかり肘と胸でギターを支えているので安定感が増して、可動域も増えていきます。
ギターを構える上では、この可動域がとても重要になってきます。
動ける範囲が狭いと動きの余裕がなくなります。
可動域はある程度保つ、しかし、動作やアクションは大きすぎないこと。
これが大事になってきます。
手首について
次に手首の構え方です。
これも最初の頃に多いのが、下の様なフォーム。

完全に手首が反り返った状態で弾いています。
これでは、手首に力が入り、ガチガチになってしまい、音が固くなるばかりか、手首や指にも大きな負担です。
次に正しいフォーム。

腕から手首にかけて半円を描く様にして構えていきます。
特にクラシックやアコースティックの基本フォームでは、手首を自然と曲げていきます。
ここでも、可動域や、演奏する上でのゆとりが大切になっていきます。
こうすることで、力みがかなり取れて、柔らかい音も出てくるようになります。
そして、無理なく指を動かすことができ、疲れにくくもなります。
また、写真でもわかるように、指の指頭部分で弦をしっかりと捉えていますね!!
指弾きのフォームについては、またゆっくりとお話しできたらと思います。
最後に
今回は、フォームについてお話し致しました。
いかがだったでしょうか?
私自身も、初心者の頃はフォームを意識して取り組んでいなかったからか、指の動きにくさなどでも悩んだ時期がありました。
そうして、基礎を習得し、その中で少しずつ、自分だったらもう少しこの角度が良いかな??
など、微調整をしていまのフォームに辿り着きました。
そして、体は変化します。
なので、これで完璧というフォームは存在しないため、自身と対話しながら修正したりも出てきますが。
そうすることで、体への負担の軽減や、弾きやすさ、音色などのメリットもあります。
鈴木健一郎ギター教室では、少しでも生徒さん一人一人に合ったフォームの提案ができたらと思います。

