🎸ギター初心者が最初に覚えたいチューニングのやり方/神戸のギター講師が解説

はじめに

今回は、チューニングの方法について書こうと思います。
初心者の方が意外とつまづきやすいのがチューニング。
ギターはピアノと違い、その都度チューニングしなければいけません。
そこが面倒なところでもあり、しかし愛着が湧く点でもあり、うまく利用すれば変則チューニングやオリジナルチューニングなど、可能性がとてもある点もギターならではでしょう。
そこで、まずはチューナーの事や、ギターのパーツの事などを含めて解説していきたいと思います。
チューナーとは?
チューニングをするにあたって必要になってくるのが、このチューナーという機械。
最近ではクリップ式のチューナーが主流になってきました。
初心者の方も、まずはこのクリップ式のチューナーを購入すれば大丈夫です。

↑こういうやつです。
オススメのメーカーはKORG、YAMAHA、このあたりです。
チューナーは楽器屋さんでもいいですし、amazonなどネット注文でも良いと思います。
そして、このチューナーをこのようにギターに挟みます。

これでセッティング完了です。
次にチューニングに欠かせないペグを見ていきましょう。
ペグの種類
図のように音を高くしたり低くしたり調整するパーツをペグと言います。
このペグがチューニングにとって、とても大切な役割をしています。
この、ペグを緩めると音が低く。
締めると音が高くなっていきます。
そして、ペグにも種類があります。
- クルーソンタイプ: ギア部分がむき出しになったシンプルな構造で、軽量でギター本来の鳴りを引き出すと言われています。
- ロトマチックタイプ: ギア部分がカバーで覆われた構造で、チューニングの安定性や操作性に優れています。

そしてペグがへたってきたり調子が悪いと、チューニングする際の音の変化が多い、つまり遊びが多くなるので正確にチューニングできなくなります。
また錆びついてきたりして回すときに異常に硬くなったりすることも稀にあります。
なので中古楽器を購入する際には、ペグがしっかりしていて正常な状態であるかも重要なチェックポイントの一つになります。

この図は、ギターを上から見たときにペグがどのようについているかの写真です。
意外と、どの弦がどこだったか忘れがちなので注意してチューニングするようにします。
次は、どのようにして音程の調整をするか見ていきます。
6弦〜4弦のチューニング方法
下の写真をご覧ください。

6弦〜4弦のペグは反時計周りに回すと音が高くなります。

ペグを時計回りに回すことで低くなります。
6弦:E(ミ)
5弦:A(ラ)
4弦:D(レ)
にそれぞれ合わせていきます。

まず、右手で開放弦を爪弾いていき、音をあげたり下げたり微調整しながらチューナーの矢印がちょうど真ん中にくるようにします。
この時、多くのチューナーは両端に三角形があるので、その三角形が二つとも点灯すれば音が合っているということになります。
ポイントとしては、他の弦を鳴らさないよう注意すること。
例えば、6弦を合わす際に5弦を鳴らしてしまったら、5弦の音も感知されるので正確なチューニングができなくなります。
なので人差し指か中指で引っ張り上げるように弾くのがベスト。
5弦を弾くときは6弦をミュートしたりといった風に弾かない弦を最初からミュートしておくのもコツです。
3弦〜1弦のチューニング方法

先程とは逆で3弦から1弦側は時計回りで音が高く。
反時計回りで音が低くなります。
音名は次の通りです。
3弦:G(ソ)
2弦:B(シ)
1弦:E(ミ)
あとは、先ほどの6弦から4弦の時と同じ要領で合わせていきます。
ただし、チューニングする際に、必ず低い音から高い音へ締めるようにしてチューニングしてください。
でないと、音が下がった状態になってしまい、チューニングが不安定になります。
ギターで使う「C・D・E」の読み方

小学校では音楽ではドレミファソラシドで音を習いましたよね?
ところが、ギターを始めると急にC D Eといったアルファベットが登場します。
「なぜ急に英語になるの?」と思われる方が多いのではないでしょうか?
実は、これは世界共通で使われている音名の表記です。
対応は次のようになります。
C(ド)
D(レ)
E(ミ)
F(ファ)
G(ソ)
A(ラ)
B(シ)
まずは、この7つを覚えれば大丈夫です。
なぜAがラなの?と思われた方もいるかもしれません。
実は、現在使われている音名の表記はドレミよりも古い時代から使われていたアルファベット表記がもとになっているからです。
なので。
A=ラ
B=シ
C=ド
という順番になってます。
コードなどの名前も、このアルファベット表記になり。
C=ドミソの和音になります。
最初は慣れないと思いますので、ゆっくりと。
E=ミ
A=ラ
あたりから少しずつ覚えていきましょう!!
ドレミの由来について
ちなみに余談ですが、ドレミの由来についてお話しします。
最初からドレミと呼んでいたわけではありません。
11世紀頃、イタリアの修道士グイード・ダレッツォが、聖歌を教えやすくするために賛歌の各行の最初の音節を使ったのが始まりと言われています。
最初は。
Ut
Re
Mi
Fa
Sol
La
でした。
その後、Utは歌いにくいため、Doに変わり、Siが加わり現在の形になりました。
世界ではドレミを使う国も多い?
実は日本だけでなく、イタリアやフランス、スペインなどは今でも音名として「ドレミ」を使うことが多いのです。
一方で、アメリカやイギリスでは。
C D E F G A B
が一般的です。
ギターのコードネームがアルファベットなのはその影響ですね。
ドイツだけは「B」が少し違う?
面白いのがドイツです。
ドイツでは。
⚫️ B=シb
⚫️H=シ
になります。
クラシック音楽の楽譜を見ると「H」と言うコードが出てきますが、これはシのことです。
これを利用して、バッハは。
B・A・C・H
という、自分の名前を音で表したモチーフを曲中に導入しています。
ギターはアルファベットを覚えると世界が広がる
アルファベットがわかると。
⚫️コード譜が読める。
⚫️海外の教則本が読める
⚫️ジャズやポップスの理論がわかりやすくなる、など音楽の世界が一気に広がります。
よくある困りごと

Q、任意の弦をチューニングしているのに全く違う表記が出てしまう。
A、例えば、3弦をチューニングしていてGに合わせているとします。
あと少しで真ん中!!!なんて時にいきなりEとかって表記が出たりして驚かれる方が結構多いみたいです。
それは、チューナーが他の弦の振動を拾ってしまうことによる誤表示みたいなものだったりするので、いったん挟む位置を変えてみるか、電池が減っていないかどうかを確認してみると良いでしょう。
Q、予想以上にチューニング狂っていて、この音をあげていいのか下げていいのか分からなくなった。
A、これも非常に多いケースです。
特に、クラシックギターは弦の交換したてはチューニングが大幅に狂います。
なので、何弦が何の音かだけでなく、周囲の音も知っておくと慌てずに済むと思います。
6弦:Eb(低い)➡️E(元の音) ⬅️ F(高い)
5弦:G#(低い)➡️A(元の音)⬅️Bb(高い)
4弦:C#(低い)➡️D(元の音)⬅️Eb(高い)
3弦:F#(低い)➡️G(元の音)⬅️G#(高い)
2弦:Bb(低い)➡️B(元の音)⬅️C(高い)
1弦:Eb(低い)➡️E(元の音)⬅️F(高い)
以上、チューニングの元の音とその周辺の音でした。
これを知っていれば、見慣れないシャープやフラットがついていても慌てないで済むはずです!!!
まとめ

ギターを弾く上で、きちんとしたチューニングで弾くことは、家に帰ってから手を洗うくらい大切な作業です。
そして初心者の方がギターを買ってつまずくのも意外にもこのチューニングが多いようにも思います。
巷には初心者の方に寄り添いわかりやすく解説しているチューニングの仕方があまりないため、
今回の記事を作らせてもらいました。
ギターを買って、すぐに部屋で音を楽しみたいからこそ、次のレッスンまでにチューニングが狂ったまま、と言うようなことがないように気をつけていただけたら幸いです。
当教室では、こういったチューニングの困りごとにも丁寧に対応致します。
もし、ご興味持ってくださったら一度ぜひ体験レッスンに足を運んでください。

