講師プロフィール

「ギターが下手」と言われた僕が、あなたの「弾きたい!」を叶える理由

鈴木 健一郎

12歳でギターを手にし、クラシックギターを金谷幸三氏に、甲陽音楽学院在学中にエレキギターを和田清茂氏に師事。

 

アコースティックギターでのPOPSのギターアレンジや自身のオリジナル曲を中心に活動。

確かなテクニックと、心象風景や自然からインスパイアされた作編曲能力には定評があり、2019年にソロギターアルバム『Alegria』をリリース。近年では、2023年にMorris主催のフィンガーピッキングコンテストでファイナリストに選出されるなど、ギタリストとしても探求を続けている。

  • 2019年 ソロギターアルバム『Alegria』リリース
  • 2020年 地元・塩屋の喫茶店「ティンカーベル」にてギター教室を開講
  • 2023年 Morrisフィンガーピッキングコンテスト ファイナリスト

始めに

「ギターを弾いてみたいけど、なんだか難しそう…」

「昔、挑戦したけどFコードで挫折してしまった…」

ギターを前に、そんな風に感じていませんか?

実は、何を隠そう、かつての僕も「自分には才能がないのかもしれない」と何度も悩み、ギターを弾くのが怖くなってしまった一人です。

回り道や挫折を繰り返してきた僕だからこそ、あなたの「できない…」という気持ちに誰よりも寄り添い、「弾けた!」という感動を分かち合いたい。

このページでは、僕がギター教室を始めた理由、レッスンに込める想いを、少しだけお話しさせてください。

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挫折だらけだった、僕のギター物語

「下手だね」― その一言が僕の原点でした

高校時代、僕の毎日はハードロック一色でした。音楽雑誌のTAB譜を擦り切れるほど眺め、憧れのギタリストの速弾きを夢中でコピーする日々。「とにかく速く!」「派手なソロを弾きたい!」その一心で、いつしかプロのギタリストになることを夢見ていました。

しかし、バンド仲間から浴びせられたのは「お前、下手だな」という無慈悲な言葉。自分では完璧に弾けているつもりだった僕は、頭が真っ白になりました。

「ギター的には弾けていても、バンド全体の音(アンサンブル)としてハマっていない」

そう言われても、当時の僕にはその意味が全く理解できませんでした。ただただ悔しくて、初めて大きな壁にぶつかった瞬間でした。

憧れのプロの世界。でも、待っていたのは「才能の壁」という大きな挫折

もっと上手くなりたい。その想いで大学を中退し、音楽専門学校の門を叩きました。そこで出会ったのが、渋く、大人の響きを持つ「ジャズ」。衝撃を受け、僕はあっという間にその魅力にのめり込みます。ロックとは違う音楽理論や基礎を徹底的に叩き込み、仲間と音を創り上げるセッションの喜びに目覚めました。

「今度こそ、プロになれる」

しかし、卒業後に飛び込んだプロの世界は、想像を絶するほど厳しいものでした。初見で楽譜を弾きこなし、初対面のミュージシャンと息の合った演奏をする。そんな神業のようなスキルが当たり前の世界で、僕は完全に打ちのめされます。

修行先のジャズバーでは、毎日がダメ出しの嵐。「何が悪いのか」を誰も教えてはくれず、自分で考え、もがき続けるしかありません。周囲の才能あふれるミュージシャンと自分を比べては落ち込み、やってもやっても上達を実感できない日々。音楽で食べていくこともできず、アルバイトで生計を立てながら練習に明け暮れる焦りの中で、僕は初めての「大きな挫折」を味わいました。

音楽が苦しい…ギターから離れて見つけた、大切な気持ち

いつしか、大好きだったギターを弾くことが「苦痛」になっていました。

「もう、音楽から離れよう」

そう決心した僕は、ギターをケースにしまい、正社員として働き始めます。ただのリスナーとして音楽を楽しむ日々。それは、音楽を聴くだけでワクワクした、あの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる、大切な時間でした。

しかし、今度は仕事の激務で心と体を壊してしまいます。精神的にどん底まで落ち込んでしまった僕のそばに、唯一残ってくれたもの。それが、音楽であり、部屋の片隅に置かれたギターでした。

20年かかって気づいた、僕だけの「音」

心のリハビリも兼ねて、初めて自然の中でギターを爪弾いてみた時のことです。風の音、木々のざわめき、鳥の声…。その中でギターを弾いていると、不思議と自分の中からメロディが湧き上がってくるのを感じました。

「ああ、音楽って、こんなに自由で、気持ちいいものだったんだ」

その瞬間、20年間僕を縛り付けていた呪いが解けたような気がしました。

これまで僕は、「何を弾くか」「どれだけ上手く弾くか」ばかりに囚われていました。でも、本当に大切なのは違ったのです。

自分に合った音楽に出会い、その一音一音を、心を込めて丁寧に奏でること。

自分の体格や性格、心惹かれる音に素直になること。

そうして自然に出てくる音こそが、自分らしい「音楽」なのだと、やっと気づくことができました。

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だから、あなたの「できない」にどこまでも寄り添える

遠回りをして、何度もつまずいてきた僕だからこそ、「上手く弾けない…」と悩むあなたの気持ちが、痛いほどわかります。

  • なぜその音が綺麗に鳴らないのか?
  • どうしてリズムがズレてしまうのか?
  • どこでつまずいているのか?

僕自身の苦しんだ経験を元に、あなただけの「壁」の原因を一緒に見つけ出し、乗り越えるための具体的なステップを考えます。難しいフレーズは、もっと簡単な弾き方に変えてみたり、あなたの指の長さや体格に合ったフォームを一緒に探したり。大丈夫、方法は一つではありません。

あなたの「好き」という気持ちを、あなただけの「音」として形にすること。

それが、僕のレッスンの一番の目標です。

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最後に、未来のあなたへ

ギターが弾ける毎日は、想像以上に彩り豊かです。好きな曲を自分で奏でる喜び、誰かに聴かせる楽しさ、そして自分だけの音を探求する奥深さ。

僕の教室は、塩屋駅すぐの喫茶店「ティンカーベル」の、開放的な空間でレッスンを行っています。まずは美味しいお茶でも飲みながら、リラックスした雰囲気で、あなたの好きな音楽の話、ギターで叶えたい夢、なんでも聞かせてください。

手ぶらで、ふらっとお茶を飲みに来るような気持ちで、気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。

あなたにお会いできる日を、心から楽しみにしています。

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